文献詳細
文献概要
今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために 一般内科医が対応できる血液疾患の治療 【一般内科医が治療可能な疾患】
輸血とその副作用対策
著者: 高見昭良1
所属機関: 1金沢大学附属病院輸血部
ページ範囲:P.1770 - P.1773
文献購入ページに移動ポイント
★最も重要な輸血副作用は,ABO不適合輸血とアナフィラキシーショックである.
★輸血後肺水腫症状がみられれば,まず輸血関連急性肺障害と輸血関連循環過負荷を考える.
★輸血後鉄過剰症は,デフェラシロクス内服により予後改善が期待できる.
★最も重要な輸血副作用は,ABO不適合輸血とアナフィラキシーショックである.
★輸血後肺水腫症状がみられれば,まず輸血関連急性肺障害と輸血関連循環過負荷を考える.
★輸血後鉄過剰症は,デフェラシロクス内服により予後改善が期待できる.
参考文献
1)Janatpour KA, et al:Clinical outcomes of ABO-incompatible RBC transfusions. Am J Clin Pathol 129:276-281, 2008
2)藤井靖彦(研究代表者):輸血副作用対応ガイド.日本輸血・細胞治療学会輸血療法委員会,2011
3)小澤敬也(研究代表者):輸血後鉄過剰症の診療ガイド,厚労省特発性造血障害に関する調査研究班,2008
4)Gattermann N, et al:Hematologic Responses In Myelodysplastic Syndromes(MDS)Patients Treated with Deferasirox;An EPIC Post-Hoc Analysis Using International Working Group(IWG)2006 Criteria. ASH Annual Meeting Abstracts 116:2912, 2010
掲載誌情報