文献詳細
今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために
一般内科医が対応できる血液疾患の治療 【専門医による治療後の経過観察,マネジメント】
自己免疫性溶血性貧血,特発性血小板減少性紫斑病の経過観察・慢性期治療
著者: 廣川誠1
所属機関: 1秋田大学医学部附属病院腫瘍情報センター
ページ範囲:P.1778 - P.1780
文献概要
★自己免疫性溶血性貧血(AIHA)に輸血を行う場合,診断名を輸血部の交差適合試験担当者に連絡する.
★AIHAの診断後にリンパ系腫瘍や膠原病を発症することがある.
★無症状の軽症特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は経過観察とし,有症状・血小板数3万/μ
★慢性ITPの治療目標は血小板数を3~5万/μ
★摘脾前に肺炎球菌ワクチンを接種し,摘脾後は抗菌薬の自己管理について検討する.
参考文献
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