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今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために 一般内科医が対応できる血液疾患の治療 【専門医による治療後の経過観察,マネジメント】
緩徐に進む血液悪性腫瘍の経過観察
著者: 高松泰1
所属機関: 1福岡大学病院腫瘍・血液・感染症内科
ページ範囲:P.1786 - P.1789
文献購入ページに移動★緩徐に進む血液腫瘍は,症状や臓器障害が出現するまで待って治療を開始する.
★早期に抗がん薬治療を開始しても生存期間の延長は得られない.
★慢性リンパ性白血病では,日和見感染症をはじめ感染症が起こりやすい.
★多発性骨髄腫では,細菌感染症,病的骨折,高カルシウム血症を起こす危険がある.
★骨髄異形成症候群では,細菌感染症や出血傾向に注意が必要である.
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