icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina48巻10号

2011年10月発行

文献概要

書評

―IDATENセミナーテキスト編集委員会 編―病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方―IDATEN感染症セミナー

著者: 松村正巳1

所属機関: 1金沢大医学教育研究センターリウマチ・膠原病内科

ページ範囲:P.1784 - P.1784

文献購入ページに移動
 IDATEN(Infectious Diseases Association for Teaching and Education in Nippon)こと日本感染症教育研究会から『病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方』が出版された.待ち望まれた内容が記述・編集され,時宜を得た出版である.

 医学の進歩は著しく,この四半世紀を検証しても,特に治療における恩恵には目をみはるものがある.腫瘍性疾患,自己免疫性疾患,移植医療,クリティカルケアにおいて,以前には想像もできなかった病態の改善が得られている.しかし,この恩恵の背後には,時に想定していなかった新たな病態が潜んでいることがある.新薬の副作用,そして感染症,特に病院内/免疫不全関連感染症である.これは医学の進歩に常につきまとう普遍的な現象ともいえよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?