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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 患者にどう説明するか

理解のギャップを埋めるには

著者: 吉岡泰夫12

所属機関: 1別府大学大学院文学研究科 2大分大学医学部

ページ範囲:P.13 - P.16

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患者・家族と医師の理解のギャップ

 国立国語研究所「病院の言葉」委員会は「病院の言葉を分かりやすくする提案」のために,医師を対象とした問題事例調査をインターネット調査の方法で2007年11月に実施した(結果はホームページに公開).医師がインフォームド・コンセントで患者の理解と納得を得るのが困難と感じている医療の専門用語と,その専門用語をめぐる問題事例を収集することによって,理解のギャップが生じる原因を探ることが目的である.

 これまでの診療で,患者が専門用語を理解できなかったり,誤解したりして問題になった事例をネット上の調査票に書き込んでもらう調査に医師180人から回答が得られた.

参考文献

1)国立国語研究所「病院の言葉」委員会:病院の言葉を分かりやすく―工夫の提案,勁草書房,2009
2)国立国語研究所:病院の言葉を分かりやすくする提案,http://www.ninjal.ac.jp/byoin/, 2009
3)吉岡泰夫:コミュニケーションの社会言語学,大修館書店,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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