文献詳細
文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 循環器疾患
頻拍(上室頻拍・心室頻拍)
著者: 小林義典1
所属機関: 1東海大学医学部付属八王子病院循環器内科
ページ範囲:P.32 - P.35
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲日常生活のなかで,突然発作的に心拍数や脈拍数が速くなる病態を発作性頻拍と呼びます.多くは規則正しい速い脈になります(140~220/分前後).
▲発作性頻拍を起こす起源が,心房や房室接合部(房室結節や副伝導路)にあるものを上室頻拍,ヒス束以下の刺激伝導系や心室筋にあるものを心室頻拍と呼びます.
▲普段のリズムから急に頻拍に変化するために,動悸,呼吸困難,胸痛などの胸部症状に加えて,めまい,眼前暗黒感,失神などの血圧の低下が原因と考えられる症状が出現します.
▲頻拍の停止も突然起こることが多く,止まったことを自覚できることが多いのも特徴の1つです.
▲日常生活のなかで,突然発作的に心拍数や脈拍数が速くなる病態を発作性頻拍と呼びます.多くは規則正しい速い脈になります(140~220/分前後).
▲発作性頻拍を起こす起源が,心房や房室接合部(房室結節や副伝導路)にあるものを上室頻拍,ヒス束以下の刺激伝導系や心室筋にあるものを心室頻拍と呼びます.
▲普段のリズムから急に頻拍に変化するために,動悸,呼吸困難,胸痛などの胸部症状に加えて,めまい,眼前暗黒感,失神などの血圧の低下が原因と考えられる症状が出現します.
▲頻拍の停止も突然起こることが多く,止まったことを自覚できることが多いのも特徴の1つです.
参考文献
1)小林義典,新田 隆(編).不整脈診療レジデントマニュアル,医学書院,2011年発行予定
2)大江 透:不整脈.ベッドサイド診療から非薬物治療まで,医学書院,2007
3)循環器病の診断と治療のガイドライン(2007年度改訂版),心疾患患者の学校,職域,スポーツにおける運動許容条件に関するガイドライン,日本循環器学会ホームページ参照
掲載誌情報