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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 循環器疾患

感染性心内膜炎

著者: 赤石誠1

所属機関: 1北里大学北里研究所病院循環器内科

ページ範囲:P.68 - P.71

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どのような病気なのでしょうか

▲感染性心内膜炎は敗血症のなかでも最も重症なもので,しばしば生命の危険にさらされる重大な病気です.

▲きちんと診断をつけて,適切な内科的治療や,必要に応じて外科治療をすれば治癒が期待できます.

▲感染性心内膜炎では,心血管の内膜に疣腫と呼ばれる血液の塊が付着します.この疣腫の中には病原微生物がいます.そしてこの疣腫から持続的に病原生物が放出され,敗血症が続くのです.

▲感染性心内膜炎は,①感染に伴う症状,②心不全による症状,③塞栓による症状を起こします.

参考文献

1)赤石 誠:感染性心内膜炎の診断と内科的治療.Heart View 8(増刊):174-183, 2004
2)宮武邦夫,他:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2008年改訂版),日本循環器学会ホームページhttp://www.j-circ.or.jp

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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