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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 循環器疾患

拡張型心筋症

著者: 木原康樹1

所属機関: 1広島大学大学院医歯薬総合研究科循環器内科学

ページ範囲:P.78 - P.80

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どのような病気なのでしょうか

▲代表的な心筋疾患であり,左心室拡大と収縮性低下を特徴とし,慢性に経過します.

▲重症度に応じて,さまざまな心不全症状や不整脈を呈します.

▲一般的には徐々に進行する病気です.特発性拡張型心筋症については厚生労働省の難病指定を受けることができます.

▲特発性拡張型心筋症の類縁疾患には虚血性心筋症や全身疾患に伴う二次性心筋症があります.それらとの鑑別診断をしっかりしておくことが治療法を確定するためのポイントです.

▲薬物療法などの進歩により,病状の進行を止めたり,むしろ改善したりすることも不可能ではなくなってきています.慢性的な治療継続が必要なことを理解し,根気強く日常生活での努力を怠らないことが秘訣となります.

参考文献

1)Libby P, et al(eds):Braunwald's Heart Disease;A textbook of cardiovascular medicine, 8th ed, pp 1739-1773, Saunders, Philadelphia, 2008
2)木原康樹:病歴,身体所見から心筋症にせまる.鄭 忠和(編):心筋症―基礎と臨床:Up to Date,別冊・医学のあゆみ,pp 68-72, 医歯薬出版,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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