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特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 循環器疾患
閉塞性動脈硬化症
著者: 宮下裕介1 池田宇一1
所属機関: 1信州大学医学部附属病院循環器内科・閉塞性動脈硬化症先端治療学講座
ページ範囲:P.98 - P.101
文献購入ページに移動▲血管の老化である動脈硬化が下肢を栄養する血管に起こり,血流不足のために症状を呈する病気です.多くは無症候のうちに進展し,長い目でみると必ず進行します.
▲病状が進んでくると,歩いているうちに足がだるくなってきたり痛くなって(間欠性跛行)きたりします.進行すると安静にしていても痛くなったり,傷が治らなくなったり,潰瘍になったりしたのちに壊疽となること(重症虚血肢)があります.
▲下肢の切断を必要とするような壊疽になることは5年間で1~2%ですが,ほかの臓器の動脈硬化を合併することが多く,5年生存率は70~82%と予後不良の疾病です.
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