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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 循環器疾患

肺高血圧症

著者: 池田聡司1 古賀聖士1 前村浩二1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科循環病態制御内科学

ページ範囲:P.102 - P.107

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どのような病気なのでしょうか

▲肺高血圧症とは,さまざまな原因で肺の血管が細くなり,肺血管抵抗そして肺動脈圧が上昇した状態(肺動脈平均圧25mmHg以上)です.

▲肺高血圧症を疑う症状としては,労作時息切れ,易疲労感,失神,浮腫などがあります.

▲以前は予後不良といわれていましたが,近年,次々と治療薬が開発・市販され,その治療法の選択肢が増え,本症の予後は改善してきています.

参考文献

1)Simmoneau G, et al:Updated clinical classification of pulmonary hypertension. J Am Coll Cardiol 54(Suppl 1):S43-54, 2009
2)Humbert M, et al:Treatment of pulmonary arterial hypertension. N Engl J Med 351:1425-1436, 2004
3)Barst RJ, et al:Updated evidence-based treatment algorithm in pulmonary arterial hypertension. J Am Coll Cardiol 54(Suppl 1):S78-84, 2009
4)Hoeper MM, et al:Goal-oriented treatment and combination therapy for pulmonary arterial hypertension. Eur Respir J 26:858-863, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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