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特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 循環器疾患
神経調節性失神
著者: 水牧功一1
所属機関: 1富山大学大学院医学薬学研究部内科学第二
ページ範囲:P.112 - P.115
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲ほかに原因となる病気がない失神の多くを占め,いわゆる「脳貧血」と呼ばれるよくみられる病態です.
▲長時間の立位,空腹,疲労,脱水・発熱時に起きやすく,直前には眼前暗黒感,悪心,脱力感,動悸,冷汗などがみられ,顔面は蒼白になります.
▲比較的若年で起こる頻度が高く,男性より女性に多い傾向があります.
▲失神による外傷や事故の危険がありますが,失神そのものは命に別状はありません.
▲ほかに原因となる病気がない失神の多くを占め,いわゆる「脳貧血」と呼ばれるよくみられる病態です.
▲長時間の立位,空腹,疲労,脱水・発熱時に起きやすく,直前には眼前暗黒感,悪心,脱力感,動悸,冷汗などがみられ,顔面は蒼白になります.
▲比較的若年で起こる頻度が高く,男性より女性に多い傾向があります.
▲失神による外傷や事故の危険がありますが,失神そのものは命に別状はありません.
参考文献
1)Moya A, et al:The Task Force for the Diagnosis and Management of Syncope of the European Society of Cardiology:Guidelines for the diagnosis and management of syncope(version 2009). Eur Heart J 30:2631-2671, 2009
2)水牧功一,他:失神の診療.J Cardiol 2:2-18, 2008
3)井上 博,他:失神の診断・治療のガイドライン.Cir J 671(Suppl Ⅳ):1049-1101, 2007
4)Krahn AD, et al:Cost implications of testing strategy in patients with syncope;Randomized assessment on syncope trial. J Am Coll Cardiol 42:495-501, 2003
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