文献詳細
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
呼吸器疾患
文献概要
どのような病気なのでしょうか
▲原因となるような物質(外因性抗原)を繰り返し吸入することによって起こる,アレルギー性の肺炎です.
▲外因性抗原を吸入する量や期間により肺の反応は変化し,急性,慢性の2つに分けられます.急性のものでは外因性抗原から離れることで回復しますが,慢性に吸入し続けると,当初は発熱などのエピソードを繰り返し(再燃症状軽減型),または発熱なく(潜在性発症型),徐々に肺に線維化(肺がヘチマのように固くなること)が起こり,呼吸困難が進行します.肺の線維化が進んだ方では抗原から離れていても病状が進行し,薬剤に反応しなくなることもあります.
▲外因性抗原には真菌(カビ),細菌,鳥のフン・羽毛,イソシアネート(接着剤,塗料),キノコ胞子などがあります.
▲残念ながら有病率などは正確には把握できていません.
▲原因となるような物質(外因性抗原)を繰り返し吸入することによって起こる,アレルギー性の肺炎です.
▲外因性抗原を吸入する量や期間により肺の反応は変化し,急性,慢性の2つに分けられます.急性のものでは外因性抗原から離れることで回復しますが,慢性に吸入し続けると,当初は発熱などのエピソードを繰り返し(再燃症状軽減型),または発熱なく(潜在性発症型),徐々に肺に線維化(肺がヘチマのように固くなること)が起こり,呼吸困難が進行します.肺の線維化が進んだ方では抗原から離れていても病状が進行し,薬剤に反応しなくなることもあります.
▲外因性抗原には真菌(カビ),細菌,鳥のフン・羽毛,イソシアネート(接着剤,塗料),キノコ胞子などがあります.
▲残念ながら有病率などは正確には把握できていません.
参考文献
1)吉澤靖之,稲瀬直彦:過敏性肺炎,福田 健(編):臨床アレルギー学,pp 470-480.南山堂,2010
2)稲瀬直彦・他:慢性過敏性肺炎の全国疫学調査.厚生労働科学研究費補助金びまん性肺疾患に関する調査研究班,平成21年度報告書,pp 191-194,2009
3)吉澤靖之,他:慢性過敏性肺炎.日内会誌95:1004-1012,2006
掲載誌情報