icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 消化器疾患

H. pylori陽性消化性潰瘍

著者: 出口隆造1

所属機関: 1東海大学医学部附属大磯病院消化器内科

ページ範囲:P.198 - P.200

文献購入ページに移動
どのような病気なのでしょうか

Helicobacter pylori(ヘリコバクターピロリ:以下,ピロリ菌)は,胃粘膜上に生息し,ウレアーゼ活性で胃内の強酸から自身を守り,鞭毛により胃粘液中を移動しています.

▲ピロリ菌感染は一般的に幼少期(5歳以下)に起こるとされています.

▲消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)のほとんどはピロリ菌感染によるものと考えられており,ピロリ菌が陽性であれば除菌治療を行ってください.

参考文献

infection and progression of atrophic gastritis, particularly assessed by endoscopic findings. Aliment Pharmacol Ther 16:198-203, 2002
感染の診断と治療のガイドライン 2009年改訂版.日ヘリコバクター会誌10:119-121, 2009
の現状―平成17年度(第4年度)耐性菌サーベイランスの集計報告と過去3年間との比較.日ヘリコバクター会誌9:93-97, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?