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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 消化器疾患

過敏性腸症候群

著者: 猿田雅之1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科

ページ範囲:P.237 - P.239

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どのような病気なのでしょうか

▲大腸や小腸に原因がないのに,下痢・便秘などの便通異常と,腹痛や腹部膨満感などの腹部症状が慢性的に続く症候群です.

▲消化管運動の障害により発生するといわれ,消化管がストレス,食事,薬,ホルモンなど,わずかな刺激に対して非常に過敏になります.

▲発症にストレスが大きく影響することから,脳と消化管の機能的関連性としての「脳腸相関(brain-gut interactions)」が重要な役割を果たしています.

参考文献

1)福土 審:IBSの診断基準(Rome Ⅲ). GI Res 19:19-24, 2011
2)鳥居 明:本邦における便通異常と過敏性腸症候群患者に関する実態調査―一般生活者を対象としたアンケート調査結果.診断と治療96:1611-1620, 2008
3)春日井邦夫,佐々木誠人,小笠原尚高:Post-infectious IBS. GI Res 19:31-36, 2011
4)福土 審:過敏性腸症候群の治療ターゲットとしてのセロトニン受容体.GI Res 18:40-48, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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