文献詳細
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
消化器疾患
文献概要
どのような病気なのでしょうか
▲人間の正常な肛門の基本的な構造が時間をかけて徐々にその大きさや形を変え,出血や脱出などの症状をきたすようになったもので,良性の病気で悪性化していくものでもありません.
▲症状の有無を問わなければ中年以上の80%にあるともいわれるほど頻度の高いもので,肛門疾患の半数を占める病気です.その多くは長時間の怒責や,下痢・便秘などの排便異常や生まれつきの肛門部構造の違いなどが関与して症状を呈するようになります.
▲排便時脱出,出血,粘液排出,残便感,肛門の腫れなどの症状があり,ときに疼痛を伴うこともあります.大きくなると歩行や運動など排便時以外にも症状が出現するようになり,生活上の不都合をきたすようにもなります.
▲人間の正常な肛門の基本的な構造が時間をかけて徐々にその大きさや形を変え,出血や脱出などの症状をきたすようになったもので,良性の病気で悪性化していくものでもありません.
▲症状の有無を問わなければ中年以上の80%にあるともいわれるほど頻度の高いもので,肛門疾患の半数を占める病気です.その多くは長時間の怒責や,下痢・便秘などの排便異常や生まれつきの肛門部構造の違いなどが関与して症状を呈するようになります.
▲排便時脱出,出血,粘液排出,残便感,肛門の腫れなどの症状があり,ときに疼痛を伴うこともあります.大きくなると歩行や運動など排便時以外にも症状が出現するようになり,生活上の不都合をきたすようにもなります.
参考文献
1)Thomson WH:The nature of hemorrhoids, Br J Surg 62:542-552, 1975
2)Goligher JC:Surgical anatomy and physiology of the anus, rectum and colon. Keighley M, Williams N(eds):Surgery of the Anus, Rectum and Colon, 5th ed, pp 1-47, WB Saunders, London, 1984
3)松島 誠,下島裕寛:痔核結紮切除術は痔核のGOLD STANDARDか? ―結紮切除術の基本手技とそのエビデンス.日本大腸肛門病会誌63:831-837, 2010
4)小杉光世:硬化療法の適応と応用.外科71:1405-1412, 2009
掲載誌情報