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特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 消化器疾患
B型肝炎ウイルスキャリア
著者: 奥村明彦1
所属機関: 1愛知県厚生連海南病院消化器内科
ページ範囲:P.258 - P.261
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▲B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV)に持続感染している人をHBVキャリアといいます.
▲HBVキャリアは,肝機能異常がない無症候性キャリアの方と,肝機能異常を認める慢性肝炎の状態の方に分けられます.
▲無症候性キャリアの状態では,自覚症状はないのが一般的です.しかし,慢性肝炎の状態になるとGOTやGPTなどの上昇が認められ,疲れやすい,だるい,などの自覚症状が出てくる場合もあります.
▲B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV)に持続感染している人をHBVキャリアといいます.
▲HBVキャリアは,肝機能異常がない無症候性キャリアの方と,肝機能異常を認める慢性肝炎の状態の方に分けられます.
▲無症候性キャリアの状態では,自覚症状はないのが一般的です.しかし,慢性肝炎の状態になるとGOTやGPTなどの上昇が認められ,疲れやすい,だるい,などの自覚症状が出てくる場合もあります.
参考文献
1)Orito E, et al:Geographic distribution of hepatitis B virus(HBV)genotype in patients with chronic HBV infection in Japan. Hepatology 34:590-594, 2001
2)糸瀬一陽,他:B型肝炎ウイルスに対する治療の進歩.日消化器病学会雑誌108:189-195, 2011
3)土井 悟・他:B型肝炎父子感染キャリアとなった重症アトピー性皮膚炎児の1例.日児誌109:1247-1251, 2005
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