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文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 消化器疾患
自己免疫性肝炎
著者: 柴田実1
所属機関: 1柴田内科・消化器科クリニック
ページ範囲:P.270 - P.273
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲中年以降の女性に多く,長く(ときに生涯)続く病気です.
▲発症原因は不明です.自己免疫機序により,自分の体の免疫系が肝臓の細胞を攻撃して肝炎を起こすと考えられています.
▲肝臓以外に甲状腺,唾液腺,涙腺,関節などさまざまな臓器に自己免疫疾患(膠原病)を併発することがあります.
▲治療をしないと多くが肝硬変に進展しますが,免疫抑制薬(ステロイド)がよく効き,標準的治療を受ければ一般健常人に近い予後が期待できます.
▲中年以降の女性に多く,長く(ときに生涯)続く病気です.
▲発症原因は不明です.自己免疫機序により,自分の体の免疫系が肝臓の細胞を攻撃して肝炎を起こすと考えられています.
▲肝臓以外に甲状腺,唾液腺,涙腺,関節などさまざまな臓器に自己免疫疾患(膠原病)を併発することがあります.
▲治療をしないと多くが肝硬変に進展しますが,免疫抑制薬(ステロイド)がよく効き,標準的治療を受ければ一般健常人に近い予後が期待できます.
参考文献
1)Alvarez F, et al:International Autoimmune Hepatitis Group Report;Review of criteria for diagnosis of autoimmune hepatitis. J Hepatol 31:929-938, 1999
2)Hennes EM, et al:Simplified criteria for the diagnosis of autoimmune hepatitis. Hepatology 48:169-176, 2008
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