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特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 消化器疾患
門脈圧亢進症
著者: 髙塚健太郎1
所属機関: 1大船中央病院消化器肝臓病センター
ページ範囲:P.283 - P.286
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲門脈とは腸からの栄養や毒素を肝臓に集める血管系ですが,門脈圧亢進症では何らかの異常が起こって門脈圧が上昇した状態となります.多くの場合,肝硬変症が原因です.
▲門脈圧亢進症は自覚症状に乏しく,余命に最も影響する食道・胃静脈瘤の把握と管理が重要です.
▲進行してくると腹水や脳症,肝腎症候群,耐糖能障害などが問題となるため,生活にはさまざまな注意が必要です.
▲門脈とは腸からの栄養や毒素を肝臓に集める血管系ですが,門脈圧亢進症では何らかの異常が起こって門脈圧が上昇した状態となります.多くの場合,肝硬変症が原因です.
▲門脈圧亢進症は自覚症状に乏しく,余命に最も影響する食道・胃静脈瘤の把握と管理が重要です.
▲進行してくると腹水や脳症,肝腎症候群,耐糖能障害などが問題となるため,生活にはさまざまな注意が必要です.
参考文献
1)金沢秀典:門脈圧亢進症の薬物療法.日門亢会誌11:150-153, 2005
2)小原勝敏:胃静脈瘤治療の現況―胃静脈瘤治療法.Gastroenterol Endosc 47:356-365, 2005
3)髙塚健太郎:門脈圧亢進症における部分的脾動脈塞栓術(PSE)の適応.消化器科47:652-657, 2008
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