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特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 消化器疾患
膵癌
著者: 北野雅之1 工藤正俊1
所属機関: 1近畿大学医学部消化器内科
ページ範囲:P.312 - P.316
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲膵臓という消化と血糖調節にかかわる臓器に発生した悪性腫瘍です.
▲主な症状として,黄疸,腹痛,背部痛,食欲不振,腹部膨満感があります.
▲進行が速いため,早急に手術あるいは抗腫瘍薬による治療が必要です.
▲抗腫瘍薬による治療では,腫瘍の消失はほとんど望めませんが,増大の抑制,縮小が期待されます.
▲黄疸に対しては内視鏡を用いた治療,疼痛に対してはモルヒネなどの鎮痛薬による治療を行います.
▲膵臓という消化と血糖調節にかかわる臓器に発生した悪性腫瘍です.
▲主な症状として,黄疸,腹痛,背部痛,食欲不振,腹部膨満感があります.
▲進行が速いため,早急に手術あるいは抗腫瘍薬による治療が必要です.
▲抗腫瘍薬による治療では,腫瘍の消失はほとんど望めませんが,増大の抑制,縮小が期待されます.
▲黄疸に対しては内視鏡を用いた治療,疼痛に対してはモルヒネなどの鎮痛薬による治療を行います.
参考文献
1)日本膵臓学会:膵癌登録報告2007.膵臓22:e1-e427, 2007
2)日本膵臓学会膵癌診療ガイドライン改訂委員会(編):科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン,pp 1-149,金原出版,2009
3)北野雅之,工藤正俊:膵癌の診断と治療方針・疼痛対策,幕内雅俊,菅野健太郎,工藤正俊(編):今日の消化器疾患治療指針,第3版,pp 773-776,医学書院,2010
4)日本膵臓学会(編):膵癌取扱い規約,第6版,金原出版,2009
5)世界保健機関(編),武田文和(訳):がんの痛みからの解放―WHO方式がん疼痛治療法,第2版,金原出版,1996
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