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文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 腎・尿路疾患
急性糸球体腎炎
著者: 吉澤信行1
所属機関: 1調布病院内科
ページ範囲:P.318 - P.320
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲急性糸球体腎炎は今まで腎炎にかかったことがない人に,かぜや扁桃腺炎後しばらくして血のまじった尿(血尿),むくみ,尿の出が悪い(乏尿),血圧上昇などの症状が突発的に出てくる病気です.
▲病因では溶血性連鎖球菌によるものが最も多いです.
▲好発年齢は3~10歳ですが,成人でもよく起こります.
▲病気の経過は良好で,小児ではほとんどが治癒しますが,成人では20~30%の人が慢性化するので注意が必要です.
▲急性糸球体腎炎は今まで腎炎にかかったことがない人に,かぜや扁桃腺炎後しばらくして血のまじった尿(血尿),むくみ,尿の出が悪い(乏尿),血圧上昇などの症状が突発的に出てくる病気です.
▲病因では溶血性連鎖球菌によるものが最も多いです.
▲好発年齢は3~10歳ですが,成人でもよく起こります.
▲病気の経過は良好で,小児ではほとんどが治癒しますが,成人では20~30%の人が慢性化するので注意が必要です.
参考文献
1)吉澤信行,尾田高志:急性糸球体腎炎.荒川正昭,長澤俊彦(編):最新内科学体系56.原発性糸球体疾患,pp 3-30,中山書店,1989
2)Kobrin S, Madaio MP:Acute poststreptococcal glomerulonephritis. Schrier RW, Gottschalk CW(eds):Diseases of the Kidney, pp 1579-1593, Little Brown, Boston, 1997
3)吉澤信行:急性糸球体腎炎.medicina 43(増):472-474, 2006
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