文献詳細
文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 腎・尿路疾患
前立腺癌
著者: 福原浩1 本間之夫1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科泌尿器外科学
ページ範囲:P.359 - P.361
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▲前立腺癌は発症年齢が高く,ほかの悪性腫瘍よりも進行が比較的緩徐であるという特徴があります.
▲前立腺特異抗原(PSA)という,診断にも進行・再発の把握にも有用な腫瘍マーカーが存在します.
▲近年はPSA検診を受ける人が増加し,早期に発見される例が増えています.ただ,骨転移を起こしやすく,初診時に転移している症例も依然として存在します.
▲前立腺全摘除術という手術療法以外にもホルモン療法や放射線療法など治療の選択肢が多く,治療法の決定には,平均余命と治療による生命予後の延長との比較,QOLを加味した生存期間についての考慮が必要です.
▲前立腺癌は発症年齢が高く,ほかの悪性腫瘍よりも進行が比較的緩徐であるという特徴があります.
▲前立腺特異抗原(PSA)という,診断にも進行・再発の把握にも有用な腫瘍マーカーが存在します.
▲近年はPSA検診を受ける人が増加し,早期に発見される例が増えています.ただ,骨転移を起こしやすく,初診時に転移している症例も依然として存在します.
▲前立腺全摘除術という手術療法以外にもホルモン療法や放射線療法など治療の選択肢が多く,治療法の決定には,平均余命と治療による生命予後の延長との比較,QOLを加味した生存期間についての考慮が必要です.
参考文献
1)日本泌尿器科学会(編):前立腺癌診療ガイドライン 2006年版,金原出版,2006
2)Tannock IF, et al:Docetaxel plus prednisone or mitoxantrone plus prednisone for advanced prostate cancer. N Engl J Med 351:1502-1512, 2004
3)Petrylak DP, et al:Docetaxel and estramustine compared with mitoxantrone and prednisone for advanced refractory prostate cancer. N Engl J Med 351:1513-1520, 2004
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