medicina48巻11号

2011年11月発行

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 神経・筋疾患

末梢神経障害

著者： 佐久嶋研¹ 佐々木秀直¹

所属機関： ¹北海道大学大学院医学研究科神経病態学講座神経内科学分野

ページ範囲：P.385 - P.387

どのような病気なのでしょうか

▲脊髄から枝のように分かれて手足へと伸びている末梢神経と呼ばれるところが傷んでしまった状態です．

▲末梢神経には運動神経，感覚神経，自律神経があり，力が入りにくい，痛み・しびれ，感覚が鈍い，汗が出ないという症状が出ます．

▲1本の神経が傷んだ状態（単神経障害），数本の神経が傷んだ状態（多発単神経障害），手足の先に伸びている神経全体が傷んだ状態（多発神経障害）の3パターンがあり，それぞれ原因が異なります．

参考文献

1）水野美邦（編）：神経内科ハンドブック 第4版，医学書院，2010

2）平山惠造，他：臨床神経内科学 改訂5版，南山堂，2006

3）Hughes R：Peripheral nerve diseases：the bare essentials. Pract Neurol 8：396-405, 2008