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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 血液・造血器疾患

自己免疫性溶血性貧血

著者: 伊藤良和1 大屋敷一馬1

所属機関: 1東京医科大学血液内科

ページ範囲:P.410 - P.413

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どのような病気なのでしょうか

▲全身の細胞に酸素を運ぶ赤血球が,本来の寿命より早く壊れる病気です.

▲赤血球を造る能力が壊れる速度に追いつかないと貧血になり,だるさ,息切れ,動悸などの症状が出ます.また,壊れた赤血球により黄疸となります.

▲一番多いタイプでは副腎皮質ステロイドがよく効きます.しかし,薬剤減量に伴う悪化もみられ,病気が一生続くことが珍しくありません.

参考文献

1)小峰光博:自己免疫性溶血性貧血診療の参照ガイド.特発性造血障害に関する調査研究班,平成14~16年度総合研究報告書,pp 75-94, 2005
2)伊藤良和,他:自己免疫性溶血性貧血の検査.検と技38:832-836, 2010
3)亀崎豊実,他:Coombs試験,寒冷凝集素などの赤血球抗体検査の読み方.血液・腫瘍科59:258-265, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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