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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 血液・造血器疾患

特発性血小板減少性紫斑病

著者: 阿部大二郎1 中世古知昭1

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院血液内科

ページ範囲:P.422 - P.425

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どのような病気でしょうか

▲血小板が作られてはいるのですが,何らかの原因により血小板にくっつく蛋白(自己抗体)が産生され,それにより血小板が破壊され血小板が減少する病気です.

▲血小板が低下することにより,出血症状(鼻出血・歯肉出血・紫斑・過多月経など)を認めます.

▲小児に多い急性型と成人に多い慢性型とに分けられます.

▲特定疾患治療研究事業の対象疾患であり,申請することで支払った治療費に対する公費負担が受けられます.

参考文献

1)蔵本 淳:特発性血小板減少性紫斑病分科会報告.厚生省特定疾患「特発性造血障害」調査研究班,平成2年度研究業績報告書,pp 59-63, 1991
2)藤村欣吾:厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 平成16年度報告書 血液凝固異常症に関する調査研究,pp 53-69, 2005
3)Provan D, et al:International consensus report on the investigation and management of primary immune thrombocytopenia. Blood 115:168-186, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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