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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか リウマチおよび関連疾患

強皮症

著者: 後藤大輔12

所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科 2茨城県地域臨床教育センター

ページ範囲:P.514 - P.517

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どのような病気なのでしょうか

▲皮膚の硬化の広がりにより2つのタイプに分けられ,病態が少し異なります.

▲手指・足趾から皮膚硬化が始まる病気で,進行が速いタイプであっても4~5年で,その後はむしろ皮膚が萎縮して軟らかくなることが多いです.

▲硬化の病変は,消化管,肺などの内臓にまで及ぶ可能性があります.

▲血流障害も伴い,皮膚潰瘍なども生じることがあります.

参考文献

1)LeRoy EC, et al:Scleroderma(systemic sclerosis);Classification, subsets and pathogenesis. J Rheumatol 15:202-204, 1988
2)長谷川稔;スキンスコア.竹原和彦(編):よくわかる強皮症のすべて,永井書店,pp154-156, 2004
3)藤本 学:皮膚硬化,全身性強皮症診療ガイドライン作成委員会メンバー:全身性強皮症診療ガイドライン,強皮症調査研究班事務局(厚生労働省研究班), pp 7-17, 2010
4)Steen VD, Medsger TA:Changes in causes of death in systemic sclerosis, 1792-2002. Ann Rheum Dis 66:940-944, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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