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文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 感染症
細菌性髄膜炎
著者: 中村権一1
所属機関: 1飯塚病院総合診療科
ページ範囲:P.550 - P.553
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲脳や脊髄の外側は髄膜と呼ばれる組織で包まれていますが,この髄膜と頭蓋骨の間は髄液腔と呼ばれ髄液という透明な液体で満たされています.この髄液の中に細菌が入り込み炎症を起こすのが細菌性髄膜炎です.
▲内科救急疾患の1つで,診断が遅れると死亡率も高く,脳に障害が残ることがあります.
▲激しい頭痛,発熱,嘔吐,首が硬くなるなどの症状で始まり急速に状態が悪化するので,適切な抗菌薬を早期に投与することが重要です.
▲脳や脊髄の外側は髄膜と呼ばれる組織で包まれていますが,この髄膜と頭蓋骨の間は髄液腔と呼ばれ髄液という透明な液体で満たされています.この髄液の中に細菌が入り込み炎症を起こすのが細菌性髄膜炎です.
▲内科救急疾患の1つで,診断が遅れると死亡率も高く,脳に障害が残ることがあります.
▲激しい頭痛,発熱,嘔吐,首が硬くなるなどの症状で始まり急速に状態が悪化するので,適切な抗菌薬を早期に投与することが重要です.
参考文献
1)日本神経感染症学会治療指針作成委員会:細菌性髄膜炎の診療ガイドライン.神経治療24:1-64, 2007
2)Diederik van de Beek D, et al:Clinical features and prognostic factors in adults with bacterial meningitis. N Engl J Med 351:1849-1859, 2004
3)Attia J, et al:The rational clinical examination;Does this adult patient have acute meningitis? JAMA 281:175-181, 1999
4)Tunkel AR, et al:Practice guidelines for the management of bacterial meningitis. Clin Infect Dis 39:1267-1284, 2004
5)de Gans J, et al:Dexamethasone in adults with bacterial meningitis. N Engl J Med 347:1549-1556, 2002
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