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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 感染症

HIV感染症

著者: 今村顕史1

所属機関: 1がん・感染症センター都立駒込病院感染症科

ページ範囲:P.560 - P.563

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どのような病気なのでしょうか

▲HIV感染症では,HIVというウイルスに感染して数年から十数年の経過で免疫が徐々に低下してきます.そして,通常は発症しないようなさまざまな病気を発症しやすくなります.

▲抵抗力が下がってきて起こってくるさまざまな病気のなかでも,特に代表的な病気が起こった状況をエイズ発症と呼んでいます.

▲HIV感染症の治療は急速に進歩しています.薬をしっかりと内服することで下がった免疫も回復し,日常生活を続けることができるようになっています.

参考文献

1)May M, et al:Prognosis of HIV-1-infected patients up to 5 years after initiation of HAART;Collaborative analysis of prospective studies. AIDS 21:1185-1197, 2007
2)Kitahata MM, et al:Effect of early versus deferred antiretroviral therapy for HIV on survival. N Engl J Med 360:1815-1826, 2009
3)HIV感染症治療薬研究会:HIV感染症治療の手引き,第14版,2010.12(http://www.hivjp.org/)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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