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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻11号

2011年11月発行

文献概要

特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 精神疾患

アルコール依存症

著者: 加藤純二1

所属機関: 1宮千代加藤内科医院

ページ範囲:P.577 - P.578

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どのような病気なのでしょうか

▲アルコールは飲み続けていると一部の人で依存症を起こします.

▲診断基準は抗不安薬・精神安定剤などと同じで,次の6項目のうち3つ以上が該当すれば依存症と診断されます.①薬物使用への強い欲求(=精神的依存),②使用の時期や量の統制が困難,③離脱症状とその回避のための薬物使用(=身体的依存),④耐性の増強(=酩酊感が得られず泥酔),⑤薬物に代わる楽しみや興味を失う,⑥有害性に気づいているが,薬物を使用することである.

参考文献

1)伴信太郎,北村和也:プライマリー・ケアにおけるアルコール問題の頻度とそのスクリーニングのためのCAGE質問の本邦における操作特性.日アルコール関連問題会誌3:91-96, 2001
2)遠山朋海:アルコール依存症および多量飲酒者の推計数.日アルコール関連問題会誌(特別号)4, 2011
3)加藤純二:医薬品の光と影,日本化学研究会(編):安全その幻想と現実,pp 8-64,丸善仙台出版サービスセンター,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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