文献詳細
文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 精神疾患
パニック障害
著者: 稲田泰之1
所属機関: 1稲田クリニック
ページ範囲:P.579 - P.582
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲パニック発作(PA)が特に誘因なく,いつでも,どこでも起こるのがこの病気の特徴です.PAとは,動悸・呼吸困難感・めまいなどの自律神経系の症状と強い不安が10分以内に頂点に達し,30分以内に収束する発作様の症状です.
▲呼吸困難感から過呼吸となり,過換気症候群と診断されているケースも多くあります.症状が重くなると,電車・バスなどの公共の交通機関や図書館・映画館などの施設の利用など人混みや,特定の場所や空間が苦手になることもあります.
▲精神的な病気と思われがちですが,身体の病気と理解し,適切な治療を受ければ症状はよくなります.
▲パニック発作(PA)が特に誘因なく,いつでも,どこでも起こるのがこの病気の特徴です.PAとは,動悸・呼吸困難感・めまいなどの自律神経系の症状と強い不安が10分以内に頂点に達し,30分以内に収束する発作様の症状です.
▲呼吸困難感から過呼吸となり,過換気症候群と診断されているケースも多くあります.症状が重くなると,電車・バスなどの公共の交通機関や図書館・映画館などの施設の利用など人混みや,特定の場所や空間が苦手になることもあります.
▲精神的な病気と思われがちですが,身体の病気と理解し,適切な治療を受ければ症状はよくなります.
参考文献
1)稲田泰之:パニック障害の疫学,上島国利,中根允文(編):パニック障害治療のストラテジー,pp 13-19,先端医学社,2002
2)稲田泰之,米田 博:パニック障害の長期治療計画.臨精薬理3:11-16, 2000
3)Gavin A, et al(著):不安障害の認知行動療法(1),古川壽亮(監訳):パニック障害と広場恐怖,pp 85-110, 星和書店,2003
掲載誌情報