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文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 皮膚疾患
蕁麻疹
著者: 猪又直子1
所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.605 - P.609
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲蕁麻疹は,5~10人に1人が一生に1回経験する,ありふれた病気です.
▲発症して間もない急性蕁麻疹ならば,原因がみつかることもありますが,1カ月以上続いている慢性蕁麻疹の約80%は原因がみつかりません.
▲急性蕁麻疹の場合,感冒,食物,薬剤などが原因としてみつかることが多く,時に息苦しさや,意識障害などのショック症状も現れることがあります.
▲慢性蕁麻疹の場合,原因がわからないからといって,それが治らないことを意味しているわけではありません.どちらかといえば,原因がはっきりしない慢性蕁麻疹のほうが標準的な薬物療法(抗ヒスタミン薬)が効きやすいのです.
▲蕁麻疹は,5~10人に1人が一生に1回経験する,ありふれた病気です.
▲発症して間もない急性蕁麻疹ならば,原因がみつかることもありますが,1カ月以上続いている慢性蕁麻疹の約80%は原因がみつかりません.
▲急性蕁麻疹の場合,感冒,食物,薬剤などが原因としてみつかることが多く,時に息苦しさや,意識障害などのショック症状も現れることがあります.
▲慢性蕁麻疹の場合,原因がわからないからといって,それが治らないことを意味しているわけではありません.どちらかといえば,原因がはっきりしない慢性蕁麻疹のほうが標準的な薬物療法(抗ヒスタミン薬)が効きやすいのです.
参考文献
1)秀 道広,他:蕁麻疹診療ガイドライン,日皮会誌,2011(印刷中)
2)秀 道広,他:プライマリケア版 蕁麻疹・血管性浮腫の治療ガイドライン,http://www.jaanet.org/medical /guideline_skin04.pdf
3)補体研究会:遺伝性血管性浮腫のガイドライン,http://square.umin.ac.jp/compl/HAE/HAE.html
4)猪又直子:蕁麻疹の診断と治療.日皮会誌118:2283-2395, 2008
5)秀 道広:蕁麻疹の診断と救急処置を含めた治療.診断と治療99:2-11, 2011
6)Grig P, et al:Epidemiology of urticaria.J Investig Allergol Clin Immunol 14:214-220, 2004
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