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文献概要
特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか 感覚器の疾患・そのほか
緑内障
著者: 中野匡1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.636 - P.639
文献購入ページに移動どのような病気なのでしょうか
▲緑内障は目の神経(網膜の神経節細胞および神経線維層)が障害され,進行性で不可逆性の視野障害が生じる病気です.
▲目の硬さ(眼圧)を調整する房水の流出路(隅角部)の形状によって,開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障に大別され,その病態は全く異なります.
▲日本では40歳以上の20人に1人が緑内障を発症し,なかでも眼圧が正常な正常眼圧緑内障が,全緑内障の7割以上を占めています.
▲病気が進行するまで自覚症状がほとんどなく,一度狭くなった視野が回復することは困難ですが,治療(眼圧下降)により視野障害の抑制は可能です.早期発見・早期治療が大切です.
▲緑内障は目の神経(網膜の神経節細胞および神経線維層)が障害され,進行性で不可逆性の視野障害が生じる病気です.
▲目の硬さ(眼圧)を調整する房水の流出路(隅角部)の形状によって,開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障に大別され,その病態は全く異なります.
▲日本では40歳以上の20人に1人が緑内障を発症し,なかでも眼圧が正常な正常眼圧緑内障が,全緑内障の7割以上を占めています.
▲病気が進行するまで自覚症状がほとんどなく,一度狭くなった視野が回復することは困難ですが,治療(眼圧下降)により視野障害の抑制は可能です.早期発見・早期治療が大切です.
参考文献
1)Suzuki Y, et al:Risk factors for open-angle glaucoma in a Japanese population;The Tajimi Study. Ophthalmology 113:1613-1617, 2006
2)Iwase A, et al:Tajimi Study Group, Japan Glaucoma Society;The prevalence of primary open-angle glaucoma in a Japanese:the Tajimi Study. Ophthalmology 111:1641-1648, 2004
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