icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina48巻12号

2011年11月発行

文献概要

今月の主題 内科診療に役立つメンズヘルス 脚光を浴びるメンズヘルス

「メンズ・ヘルス医学」の発展の重要さがようやく認識され始めた

著者: 熊本悦明1

所属機関: 1日本Men's Health医学会

ページ範囲:P.1870 - P.1875

文献購入ページに移動
男性の短命を放置できない!

 近年は長寿化時代となり,わが国の平均寿命は女性86歳,男性80歳と国際的にみて最長を誇る.筆者は国際学会の寿命に関するシンボジウムの司会をする折など,「長く生きたいなら,ぜひ日本の食生活や健康管理を真似ていただきたい」と発言するようにもなってきている.

 ところが,女性より男性が短命であるうえ,高齢男性が同じ年代の女性群に比して元気がない.これを何とか改善しなくてはと問題視され始め,WHOもそれに早々と注目し,男性医学の発展を期待して,1997年にはワイマール宣言を出した.国際的に男性医学発展の重要性が強調されるようになってきたと言ってよい.

参考文献

1)熊本悦明:今,メンズヘルスの時代.綜合臨牀59:1509-1515, 2010
2)熊本悦明:“男の生理”を知らずして,男の加齢医学を語るな.綜合臨牀59:1533-1545, 2010
3)堀田浩貴・熊本悦明:健康男子における夜間睡眠時勃起現象(nocturnal penile tumescence:NPT)の検討―血中free testosterone値との関連性についての検討.日泌尿器会誌85:1511-1520, 1994
4)Wu FC, et al:Identification of late-onset hypogonadism in middle-aged and elderly men. N Engl J Med 363:123-135, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら