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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻12号

2011年11月発行

文献概要

今月の主題 内科診療に役立つメンズヘルス メンズヘルスの視点で診る生活習慣病

うつ病の診かた―自記式うつ病心理検査と食事療法を中心に

著者: 野口律奈1 香川靖雄1 渡部芳徳2

所属機関: 1(医)慈泉会ひもろぎ心のクリニック 2女子栄養大学医化学研究室

ページ範囲:P.1901 - P.1905

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ポイント

★簡便にうつ病を診断するツールとして自己記入式うつ病心理検査(H-SDS)がある.

★内科医がうつ病を治療する方法として,食事を含めた規則正しい生活習慣の指導→薬物療法(タンドスピロン®)→薬物療法(SSRI単体)→精神科医へ紹介という流れが望ましい.

★男性うつ病患者に限り,血清葉酸濃度,葉酸・VB2・VB6摂取量が精神症状と逆相関する調査結果がある.

参考文献

1)Mimura C, et al:Development and psychometric evaluation of a Japanese scale to assess depression severity;Himorogi Self-Rating Depression Scale. Int J Psychiatr Clin Pract 15:50-55, 2011
2)香川靖雄:葉酸の病態栄養.病態栄養12:311-335, 2009
3)Sarris J, et al:Major depressive disorder and nutritional medicine;A review of monotherapies and adjuvant treatments. Nutr Rev 67:125-131, 2009[陣内瑶,山口律子(訳),香川靖雄(監修):大うつ病性障害と栄養医学:単剤療法と補薬療法についての再評価.栄養学レビュー18:30-38, 2009]
摂取量の逆相関.日栄・食糧学会64:229-238, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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