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文献概要
今月の主題 内科診療に役立つメンズヘルス メンズヘルス診療のトピックス
射精できない男たち
著者: 小堀善友1 岡田弘1
所属機関: 1獨協医科大学越谷病院
ページ範囲:P.1985 - P.1985
文献購入ページに移動 近年,男性不妊外来において射精障害患者が増加傾向である.図は,当院または関連施設における男性不妊外来初診患者の主訴の内訳である.勃起障害の治療はバイアグラ®やシアリス®などのPDE5阻害薬登場以後80%以上の患者が治療可能となったが,そこに隠れていた「射精障害」が表在化してきたものと考えられる.
射精障害を診療する場合,①自慰・腟内射精とも不能(逆行性射精とemission lessの2型に分類),②腟内射精障害,③射精時間の異常(早漏・遅漏),④そのほか,に分類して治療することが推奨されている.そのなかで実際の不妊外来における診療で多く見受けられるのは逆行性射精と腟内射精障害の患者である.
射精障害を診療する場合,①自慰・腟内射精とも不能(逆行性射精とemission lessの2型に分類),②腟内射精障害,③射精時間の異常(早漏・遅漏),④そのほか,に分類して治療することが推奨されている.そのなかで実際の不妊外来における診療で多く見受けられるのは逆行性射精と腟内射精障害の患者である.
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