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小腸画像診断の進歩
著者: 大塚和朗1 工藤進英1
所属機関: 1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
ページ範囲:P.2008 - P.2011
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21世紀初頭のカプセル内視鏡とバルーン内視鏡の登場により小腸画像診断は大きく変貌を遂げた.これまで「消化管の暗黒大陸」とも呼ばれ,到達することが容易ではなかった深部小腸の粘膜が直接観察できるようになり,原因不明消化管出血(OGIB),Crohn病,腫瘍などの診断精度が向上してきている.
21世紀初頭のカプセル内視鏡とバルーン内視鏡の登場により小腸画像診断は大きく変貌を遂げた.これまで「消化管の暗黒大陸」とも呼ばれ,到達することが容易ではなかった深部小腸の粘膜が直接観察できるようになり,原因不明消化管出血(OGIB),Crohn病,腫瘍などの診断精度が向上してきている.
参考文献
1)日本カプセル内視鏡研究会(編):カプセル内視鏡スタンダードテキスト,南江堂,2010
2)渡辺憲治・他:【実践的カプセル内視鏡】 カプセル内視鏡による炎症性腸疾患の診断.消化器内視鏡22:323-328,2010
3)Yamamoto H, et al:Total enteroscopy with a nonsurgical steerable double-balloon method. Gastrointest Endosc 53:216-220, 2001
4)山本博徳・他(編):ダブルバルーン小腸内視鏡アトラス,医学書院,2009
5)Ohtsuka K, et al:Diagnosis and treatment of small bowel diseases with a newly developed single balloon endoscope. Dig Endosc 20:134-137, 2008
6)Akerman PA, et al:Spiral enteroscopy and push enteroscopy. Gastrointest Endoscopy Clin N Am 19:357-369, 2009
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