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今月の主題 “がん診療”を内科医が担う時代
扉
著者: 勝俣範之1
所属機関: 1日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科
ページ範囲:P.2049 - P.2049
文献購入ページに移動 “がん”の罹患数は年間50万人を超えるようになり,「2人に1人はがんに罹患し,3人に1人は,がんで死亡する」時代になりました.このように,がんはもはやcommon diseaseといってよい疾患であると思います.
がん医療は永らく外科医がその診療の中心を担ってきましたが,早期発見・早期治療できるがんは一部のみであり,手術で治るがんもまた早期のがんのみです.これまで,がんは切れなければ治らない,あきらめるしかなかった病気でした.しかし,薬物療法により,再発を防ぐことによって治るがんが増え,また,再発しても,抗がん剤をうまく投与することによって,より長く共存することが可能になってきました.
がん医療は永らく外科医がその診療の中心を担ってきましたが,早期発見・早期治療できるがんは一部のみであり,手術で治るがんもまた早期のがんのみです.これまで,がんは切れなければ治らない,あきらめるしかなかった病気でした.しかし,薬物療法により,再発を防ぐことによって治るがんが増え,また,再発しても,抗がん剤をうまく投与することによって,より長く共存することが可能になってきました.
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