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今月の主題 “がん診療”を内科医が担う時代 内科医が知りたいがんの知識 【がんの予防と検診】
がんの診断―腫瘍マーカーでがんが診断できるのか
著者: 山中康弘1
所属機関: 1栃木県立がんセンター腫瘍内科
ページ範囲:P.2086 - P.2088
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★悪性腫瘍の診断において,最も重要な検査は病理組織学的検査である.
★血液・尿などの検体により測定される腫瘍マーカーの診断における有用性はごく一部の悪性腫瘍に限られる.
★男性で性腺外胚細胞腫瘍が疑われる場合のAFP,β-hCGの測定は有用である.
★悪性腫瘍の診断において,最も重要な検査は病理組織学的検査である.
★血液・尿などの検体により測定される腫瘍マーカーの診断における有用性はごく一部の悪性腫瘍に限られる.
★男性で性腺外胚細胞腫瘍が疑われる場合のAFP,β-hCGの測定は有用である.
参考文献
1)Devita VT Jr, et al:Devita, Hellman, and Rosenberg's Cancer Principles & Practice of Oncology, 9th ed, Lippincott Williams & Wilkins, 2011
2)Gilligan TD, et al:American Society of Clinical Oncology 2009 clinical practice guideline on uses of serum tumor markers in adult males with germ cell tumors. J Clin Oncol 28:3388-3404, 2010
3)日本臨床腫瘍学会(編):原発不明がん診療ガイドライン2010年版,メディカルレビュー社,2010
4)Rana A, et al:Identification of metastatic disease by T category, Gleason score and serum PSA level in patients with carcinoma of the prostate. Br J Urol 69:277-281, 1992
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