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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻13号

2011年12月発行

文献概要

今月の主題 “がん診療”を内科医が担う時代 内科医が知りたいがんの知識 【抗がん剤と副作用対策】

がん薬物療法により増悪する肝炎の対策

著者: 柴知史1 近藤俊輔1

所属機関: 1国立がん研究センター中央病院内科

ページ範囲:P.2112 - P.2115

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ポイント

★化学療法中にB型肝炎の再活性化が起こると致死的な肝障害となることがある.

★抗ウイルス薬の予防投与は再活性化予防に有効である.

★再活性化のリスク分類,レジメンの内容などエビデンスの構築が必要である.

参考文献

1)厚生労働省「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班劇症肝炎分科会および「肝硬変を含めたウイルス性肝疾患の治療の標準化に関する研究」班合同報告.肝臓50:38-42, 2009
2)Loomba R, et al:Systemic review;The effect of preventive lamivudine on hepatitis B reactivation during chemotherapy. Ann Intern Med 148:519, 2008
3)Hwang J, et al:Hepatitis B screening and positivity prior to chemothrapy. J Clin Oncol 28(Suppl):15s(abstra 9008), 2010
4)Artz AS, et al:Chronic hepatitis B virus infection screening in patients receiving cytotoxic chemotherapy for treatment of malignant diseases. J Clin Oncol 28:3199, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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