文献詳細
文献概要
今月の主題 “がん診療”を内科医が担う時代 Column
がん診療におけるPETの役割
著者: 大内恵理1 大内敏宏1
所属機関: 1亀田総合病院放射線科
ページ範囲:P.2085 - P.2085
文献購入ページに移動 2003年にFDG-PETが保険適用となり,その後数回の改定を経て現在はすべての悪性腫瘍(早期胃がんを除く)の病期診断,再発・転移診断へと適用が拡大された.がん診療においては,術前・術後や,手術不能例での化学治療・放射線治療の効果判定などに際して施行され,日常診療において必要不可欠な検査となりつつある.
通常,PETといえば18F-2-deoxy-2-fluoro-D-glucose(FDG)を用いたFDG-PETを指す.PETのみではRI集積部位が判断困難なことも多い.そこで,同時にCTも撮影し,PET画像とfusionさせることで診断能の向上が図られ,これをPET-CTと呼ぶ.
通常,PETといえば18F-2-deoxy-2-fluoro-D-glucose(FDG)を用いたFDG-PETを指す.PETのみではRI集積部位が判断困難なことも多い.そこで,同時にCTも撮影し,PET画像とfusionさせることで診断能の向上が図られ,これをPET-CTと呼ぶ.
参考文献
1)FDG PET,PET/CT診療ガイドライン2010http://www.jsnm.org/files/pdf/guideline/fdg_pet_guideline_2010_130510.pdf
2)〔特集〕最近の核医学検査・PETと核医学治療.画像診断30(12), 2010
掲載誌情報