文献詳細
文献概要
今月の主題 関節リウマチを疑ったら―診断・治療のUpdateと鑑別すべき膠原病 関節リウマチと鑑別が必要な疾患とその特徴 【若年~中年で多い疾患】
成人発症Still病
著者: 藤井隆夫1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学
ページ範囲:P.209 - P.212
文献購入ページに移動ポイント
★成人発症Still病は関節リウマチ(RA)と同様に慢性関節炎の原因となる.
★リウマトイド因子や抗CCP抗体は通常陰性で,中~大関節炎が多く,手関節を除いては重篤な骨破壊をきたす症例は乏しい.
★急性期には必ず高熱を認め,RAに比してCRP,フェリチン値も異常高値となる.
★成人発症Still病は関節リウマチ(RA)と同様に慢性関節炎の原因となる.
★リウマトイド因子や抗CCP抗体は通常陰性で,中~大関節炎が多く,手関節を除いては重篤な骨破壊をきたす症例は乏しい.
★急性期には必ず高熱を認め,RAに比してCRP,フェリチン値も異常高値となる.
参考文献
1)Yamaguchi M, et al:Preliminary criteria for classification of adult Still's disease. J Rheumatol 19:424-430, 1992
2)Fujii T, et al:Chronic arthritis and carpo:metacarpal ratio in Japanese patients with adult Still's disease. J Rheumatol 25:2402-2407, 1998
3)Murakami K, et al:Successful treatment of a patient with refractory adult Still's disease by tacrolimus. Mod Rheumatol 17:167-170, 2007
掲載誌情報