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文献概要
今月の主題 関節リウマチを疑ったら―診断・治療のUpdateと鑑別すべき膠原病 関節リウマチと鑑別が必要な疾患とその特徴 【若年~中年で多い疾患】
血清陰性脊椎関節炎(SNSA)
著者: 八田和大1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院膠原病センター
ページ範囲:P.218 - P.221
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★SNSAはリウマトイド因子が陰性の背椎関節炎をきたす疾患群である.
★代表疾患はASであり,反応性関節炎,腸炎関連関節炎,乾癬性関節炎などがある.
★RAと異なり関節炎のみならず脊椎炎,仙腸関節炎,末梢関節炎,付着部炎をきたしうる.
★治療反応性もRAと若干違いがみられるので,注意すべきである.
★既存の疾患には入らない分類不能な脊椎関節症(uSpA)にも注目すべきである.
★SNSAはリウマトイド因子が陰性の背椎関節炎をきたす疾患群である.
★代表疾患はASであり,反応性関節炎,腸炎関連関節炎,乾癬性関節炎などがある.
★RAと異なり関節炎のみならず脊椎炎,仙腸関節炎,末梢関節炎,付着部炎をきたしうる.
★治療反応性もRAと若干違いがみられるので,注意すべきである.
★既存の疾患には入らない分類不能な脊椎関節症(uSpA)にも注目すべきである.
参考文献
1)Reveille JD, et al:Spondyloarthritis:update on pathogenesis and management. Am J Med 118:592-603, 2005
2)Rudwaleit M, et al:The Assessment of SpondyloArthritis International Society classification criteria for peripheral spondyloarthritis and for spondyloarthritis in general. Ann Rheum Dis 70:25-31, 2011
3)Sieper J, et al:New criteria for inflammatory back pain in patients with chronic back pain. Ann Rheum Dis 68:784-788, 2009
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