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今月の主題 関節リウマチを疑ったら―診断・治療のUpdateと鑑別すべき膠原病 関節リウマチと鑑別が必要な疾患とその特徴 【どのような年齢でも起こる疾患】
悪性腫瘍に伴う関節炎
著者: 上野征夫1
所属機関: 1ナショナルメディカルクリニック
ページ範囲:P.265 - P.267
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★高齢者に発生した多発性関節炎,発熱,皮疹,リンパ節腫脹を伴った例を呈示する.
★膝関節穿刺液中の浸出細胞は,ほぼ全部リンパ球が占めている.
★右頸部のリンパ節生検により,T細胞リンパ腫と診断された.
★頸部リンパ節腫瘍細胞と関節液細胞は同一細胞系であることが証明された.
★リンパ腫性関節炎と診断されたが,リンパ腫の稀な発症形態を示した症例である.
★高齢者に発生した多発性関節炎,発熱,皮疹,リンパ節腫脹を伴った例を呈示する.
★膝関節穿刺液中の浸出細胞は,ほぼ全部リンパ球が占めている.
★右頸部のリンパ節生検により,T細胞リンパ腫と診断された.
★頸部リンパ節腫瘍細胞と関節液細胞は同一細胞系であることが証明された.
★リンパ腫性関節炎と診断されたが,リンパ腫の稀な発症形態を示した症例である.
参考文献
1)Tachibana J, et al:Lymphomatous polyarthritis in patients with peripheral T-cell lymphoma. Leuk Lymphoma 11:459-467, 1993
2)Dorfman HD, et al:Non-Hodgkins lymphoma of the synovium simulating rheumatoid arthritis. Anthritis Rheum 30:155-161, 1987
3)Ueno Y, et al:Non-Hodgkins lymphoma and polyarthritis. Br J Rheumatol 34:293, 1995
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