medicina48巻3号

2011年03月発行

今月の主題 臨床栄養Update 2011 食事の変遷

病院，施設での食事の現状

著者： 三上恵理¹ 丹藤雄介² 中村光男³

所属機関： ¹弘前大学医学部附属病院栄養管理部 ²弘前大学医学部内分泌代謝内科 ³弘前大学医学部保健学科病因・病態検査学

ページ範囲：P.356 - P.360

ポイント

★病院における食事基準は「疾患別約束食事箋」と「成分栄養別約束食事箋」によるものが主流である．

★栄養管理，食事療法は疾患名ではなく，病態や症状によって異なる．

★高齢者の栄養管理の目的は，健康寿命を延ばすこと，QOLの維持向上，介護予防である．

参考文献

1）野口珠子，他：当院における栄養管理システム（第1報）．臨栄74：385-392, 1989

2）清水瑠美子，他：栄養ケア・マネジメントの推進と病院におけるフードマネジメント業務の標準化・効率化に関する研究．栄養日本48（10）：35-37, 2003

3）鈴木庄亮，他（監）：シンプル衛生公衆衛生学，pp 292-294，南江堂，2008

4）第一出版編集部（編）：厚生労働省策定 「日本人の食事摂取基準」 2005年版，第一出版，2005

5）杉山みち子：「栄養改善」と栄養ケア・マネジメント．Aging Health 14（3）：16-19, 2005