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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻3号

2011年03月発行

今月の主題 臨床栄養Update 2011

各疾患の病態別栄養評価と栄養療法 【内分泌・代謝疾患】

肥満症

著者: 齋木厚人1

所属機関: 1東邦大学医療センター佐倉病院糖尿病内分泌代謝センター

ページ範囲:P.406 - P.411

文献概要

ポイント

★糖脂質を制限し,蛋白やビタミン,ミネラルを十分摂取することが食事療法の原則である.

★フォーミュラ食や糖質制限食はより内臓脂肪を減少させ,代謝を改善させる.

★肥満症患者の性格特性を理解し,総合的な栄養サポートが行われるべきである.

参考文献

1)Miyashita Y, et al:Beneficial effect of low carbohydrate in low calorie diets on visceral fat reduction in type 2 diabetic patients with obesity. Diabetes Res Clin Pract 65:235-241, 2004
2)Foster GD, et al:A randomized trial of a low-carbohydrate diet for obesity. N Engl J Med 348:2082-2090, 2003
3)番 典子,他:糖質制限が成長ホルモン分泌と内臓脂肪に及ぼす影響─メタボリックシンドロームにおける検討.日臨栄会誌31:44-50, 2010
4)齋木厚人,他:脂肪酸種が脂肪細胞(3T3-L1)におけるglycerol-3-phosphate dehydrogenaseとリポ蛋白リパーゼ活性発現に及ぼす影響.肥満研9:68-72, 2003
5)齋藤 康,白井厚治:肥満症治療のためのフォーミュラ食療法─原理と実践,ウェートコントロール普及協会,2007
6)Saiki A, et al:Effect of weight loss using formula diet on renal function in obese patients with diabetic nephropathy. Int J Obes 29:1115-1120, 2005
7)小山朝一,他:ロールシャッハ・テストを用いた肥満症患者の性格特性分析─ハイラムダスタイルについて.肥満研15:39-44, 2009
8)村山直美,他:ヘルスケアファイル(データグラフ化ファイル)を用いた糖尿病診療.糖尿病47:951-958, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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