medicina48巻3号

2011年03月発行

今月の主題 臨床栄養Update 2011

栄養に関する新しい概念

プレバイオティクス・プロバイオティクス

著者： 曺英樹¹

所属機関： ¹大阪大学大学院医学系研究科外科学講座小児成育外科

ページ範囲：P.474 - P.477

文献概要

ポイント

★プレバイオティクス，プロバイオティクスとは，腸内細菌叢との共生により，腸管機能を維持することを目的とする．

★消化管粘膜の免疫能を高め，感染による合併症を抑える．

参考文献

1）諸富正巳：腸内フローラとプロバイオティクスの臨床応用．静脈経腸栄養25：911-915, 2010

2）鍋谷圭宏：シンバイオティクス（Synbiotics）．外科と代謝・栄44：81-85, 2010

3）Shimizu K, et al：Synbiotics decrease the incidence of septic complications in patients with severe SIRS；A preliminary report. Dig Dis Sci 54：1071-1078, 2009

4）柴田瑠美子：小児アレルギー疾患へのプロバイオティクスの応用と展望―乳幼児アトピー性皮膚炎における現状．医のあゆみ228：217-221, 2009