icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina48巻3号

2011年03月発行

SCOPE

続・事前確率の重要性―いかに臨床現場に反映させるか

著者: 名郷直樹12

所属機関: 1地域医療振興協会地域医療研修センター 2東京北社会保険病院臨床研修センター

ページ範囲:P.498 - P.500

文献概要

前回(2010年12月号)1)のまとめ

 事前確率が低いままに検査をするとどうなるか,その極端な例として脳卒中の事前確率が0%の状況でMRIを撮った場合,どのようなことが起きるのかについて解説した.MRIはきわめて優れた検査であるが,事前確率を考慮しなければ,宝の持ち腐れになるばかりでなく,“疾患を生み出す錬金術”とでもいうべき有害な検査にもなりうることを強調した.

参考文献

1)名郷直樹:事前確率の重要性─「心配だからMRIを撮ってほしい」と言う患者を例に.medicina 47:2211-2214, 2010
2)名郷直樹:続EBM実践ワークブック,pp 80-117, 中山書店,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら