文献詳細
文献概要
今月の主題 緊急画像トラブルシューティング―内科医のためのPearlとPitfall 腹部疾患を疑ったら
急性膵炎:どんなCT所見が危険なの?
著者: 真弓俊彦1 蒲田敏文2
所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学 2金沢大学医学部放射線科
ページ範囲:P.601 - P.604
文献購入ページに移動★急性膵炎では,膵炎の診断,成因診断,重症度判定を行う.
★重症度判定は予後因子スコアのみでも可能で,対応可能な施設への搬送を考慮する.
★重症膵炎を扱う施設では,診断時と発症48時間以降に造影CT gradeを判定する.
★造影CT grade,予後因子スコアともに重症と判定された症例の死亡率は30%である.
★膵脂肪壊死を伴った症例の予後は不良である.
参考文献
掲載誌情報