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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻4号

2011年04月発行

文献概要

今月の主題 緊急画像トラブルシューティング―内科医のためのPearlとPitfall 感染症を疑ったら

感染症のフォーカス探し

著者: 井口光孝1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院難治感染症部

ページ範囲:P.616 - P.619

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ポイント

★救急診療は感染症の宝庫.

★感染症を診断する=感染している「微生物」と「臓器」を推定すること.

★感染症診断の主役は病歴聴取・身体診察と微生物学的検査→画像検査はあくまで脇役.

★事前(検査前)確率の見積もりのない画像検査は非常に危険.

★感染症診断において画像検査が有用となる場合で,造影CTが最も有用であることが多い.

参考文献

1)岸田直樹:感染臓器はどのように同定したらよいでしょうか? コツを教えてください,大曲貴夫(編):抗菌薬について内心疑問に思っていることQ&A, pp 34-40, 羊土社, 2009
2)感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2008年改訂版).http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_miyatake_h.pdf
3)Stunell H, et al:Imaging of acute pyelonephritis in the adult. Eur Radiol 17:1820-1828, 2007
4)Huang MN, et al:The prognostic values of soft tissue sonography for adult cellulitis without pus or abscess formation. Intern Med J 39:841-844,2009
5)Fayad LM, Carrino JA, Fishman EK:Musculoskeletal infection;Role of CT in the emergency department. Radiographics 27:1723-1736, 2007
6)Mortelé KJ, Segatto E, Ros PR:The infected liver;Radiologic-pathologic correlation. Radiographics 24:937-955, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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