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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻4号

2011年04月発行

文献概要

今月の主題 緊急画像トラブルシューティング―内科医のためのPearlとPitfall 内科医が遭遇する軽症外傷

腰痛:危険な腰痛って何?

著者: 徳永日呂伸1

所属機関: 1福井大学医学部附属病院救急部

ページ範囲:P.624 - P.627

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「腰痛? じゃあ整形外科でしょ」でいい?

 腰痛を主訴に医療機関を受診される患者さんはとても多く,救急外来だけでなく一般開業医や診療所などの先生方の外来診療において,いくらでも遭遇する“common disease”の一つといえよう.しかし腰痛というのは言うまでもなく症候名であり,それは単一の疾患や外傷と一対一対応ではなくさまざまな鑑別診断が含まれ,そのなかには命にかかわるような重篤なものも含まれる.ここでは,「腰が痛い」患者さんたちのなかから“危険な腰痛”を見逃さずに診断するための工夫について考えてみる.日々の忙しい診療の現場で実際に役に立つような実践的な内容を心がけてお伝えしたいので,個々の疾患・外傷の詳細については,誌面の都合もあり成書を参照されたい.

参考文献

1)Roger C, et al:Diagnosis and Treatment of Low Back Pain:A Joint Clinical Practice Guideline from the American College of Physicians and the American Pain Society.Ann Intern Med 147:478-491, 2007
2)Winters ME, et al:Back pain emergencies.Med Clin North Am 90:505-523, 2006
3)Roger C, et al:Diagnostic Imaging for Low Back Pain:Advice for High-Value Health Care From the American College of Physicians.Ann Intern Med 154:181-189, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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