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文献詳細

雑誌文献

medicina48巻4号

2011年04月発行

文献概要

今月の主題 緊急画像トラブルシューティング―内科医のためのPearlとPitfall 内科医が遭遇する軽症外傷

追突されて頸が痛い―頸椎X線の適応と読影,頸椎CT,MRIの適応

著者: 今明秀1

所属機関: 1八戸市立市民病院救命救急センター

ページ範囲:P.644 - P.646

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ポイント

★頸椎X線が不要な場合:頸椎圧痛なし,意識状態良好,アルコール摂取なし,神経学的正常,他部位劇痛なし,受傷機転が軽い.

★頸椎X線読影は,まずCは7個,Alignment,Bone,Cartilage,Distance of soft tissue,3×7=21の順で.

★頸椎CT検査の適応は,開口位不能,下位頸椎不明,骨折あり,骨折不明確,臨床上骨折を疑う時.

★脊髄損傷が臨床的に疑われる場合はMRIを撮影する.

参考文献

1)Panacek EA, et al:Test performance of the individual NEXAS low-risk clinical screening criteria for cervical spine injury. Ann Emerg Med 38:22-25, 2001
2)日本外傷学会外傷初期診療ガイドライン改訂第3版編集委員会(編):外傷初期診療ガイドラインJATEC,161-17⑧,ヘルス出版,2008
3)Denis F:The three column spine and its significance in the classification of acute thoracolumbar spinal injuries. Spine 8:817-831, 1983

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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